筑波方式まとめ

子音

原則は以下の表の通り。

א ב ג ד ה ו ז ח ט י כ
ʔ b g d h w z ħ y k
ל מ נ ס ע פ צ ק ר ש ת
l m n s ʕ p r t

母音記号

אַ אֶ אָ אֵ אֹ אִ אֻ אְ אֲ אֱ אֳ
a ɛ ɔ e o i u (なし)

抑揚記号(朗誦記号)

小脇文法では基本的に無視しているが、聖書本文には大量の抑揚記号(朗誦記号)がついている(小脇§36-13)。朗誦記号はアクセントのある位置に書かれるので、語末以外にアクセントがある場合はそこの母音にアキュートアクセントを書く。朗誦記号自体は基本的に転写しないが、以下のものは転写する(難しいのでひとまず無視してもよい)。

翻字・音訳・子音転写

筑波方式には、翻字・音訳・子音転写の3つのオプションがある。翻字(transliteration)は正確にもとのテキストと1対1の対応があるものをいう。筑波方式の翻字では、字節境界にピリオドを使う(ヘブライ文字1字ごとにピリオドを打つ)。これによって、捨象した朗誦記号以外は、すべて翻字から元の文字を復元することが可能になる。

音訳では字節境界を無視し、上付き文字で書かれるもの(音韻論的に意味のないもの)も原則無視する。ただし読みやすさのため、便宜上複合シュヴァと先読みのパタハはそのまま上付き文字で書く。

子音転写は純粋に記号類をすべて無視して子音文字のみを転写する。この際、matres lectionisかどうかなども考慮する必要はない。翻字・音訳と異なり上付き文字は使わない。子音転写の1字がヘブライ文字1字に対応するので、字節境界も必要ない。たとえば神名のyhwhや、文中のケティヴ(小脇§36-11)など、翻字や音訳の中に子音転写が入ることもある。

参考文献